ベビーフードの使い方
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購入時の注意
- 記載された月齢を確認しましょう。
- 商品は赤ちゃんの成長に合わせて具材の固さや大きさ、味付けなどが調整されています。
- 赤ちゃんの成長には個人差がありますので、月齢表示はあくまで目安として、それぞれの成長に合わせて商品を選ぶようにしましょう。
- 使用原材料に注意しましょう。
- 初めての食材が含まれている場合は一さじずつ与え、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていきましょう。
- 食物アレルギーが気になる場合は原材料欄を確認しましょう。食品表示法で定められた7品目(えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生)のアレルギー物質については原材料欄に必ず表示されています。
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賞味期限について
- 商品の賞味期限を確認しましょう
- 賞味期限とは、開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存した場合において、「おいしく食べられる期限」を示しています。 期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありませんが、保存方法によってはおいしさが損なわれることもありますので、賞味期限内に使用しましょう。
- 家庭での保存
- 直射日光が当たるところや高温になる場所では、品質劣化や腐敗することがありますので、保存しないでください。冷凍すると容器が破損することがありますので、未開封のびん詰やプラスチック容器、ペットボトルなどを冷凍庫で保存しないでください。
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温め方について
- レトルトベビーフードの温め方
- レトルトパウチ(カップ)やびん詰ベビーフードは調理後、加熱殺菌されておりますので、そのまま食べられます。
- 温めるとより一層おいしく食べられるものもあります。温める場合は以下の方法を参考にしてください。
<電子レンジで温める場合>
- レトルトパウチ、びん詰製品は中身を電子レンジ対応の容器に移し、ラップなどをかけて温めてください。カップ製品は電子レンジにそのままかけられるものもあります。
- 加熱時間の目安は商品によって異なりますので、商品に記載された温め方をよく読んで温めてください。
<お湯で温める場合>
- 封を開けずに、沸騰させて火を止めたお湯につけて温めましょう。ポットのお湯を使って温めるのもおすすめです。
- 加熱時間の目安は商品に記載された温め方をよく読んでください。
- 温める際の注意点
- 火にかけて沸騰させたまま温めないでください。
- 電子レンジやお湯から取り出すときはやけどに注意しましょう。
- 電子レンジで加熱し取り出した後に、突然沸騰(突沸)して液や具がはねることがありますので、様子を見てから取り出してください。赤ちゃんに与える際にはスプーン等でかき混ぜて温度を確認してください。
※突沸(とっぷつ)…飲食物を加熱した際、熱がうまく対流しないことなどが原因で沸点に達しても沸騰しない場合があります。この時に、ちょっとした振動や刺激を与えると、突然爆発するように沸騰し、中身が飛び散ることがあり、その現象を「突沸」と言います。表面が沸騰しているように見えなくても、急に熱い液体や具が勢いよく飛び散る場合がありますので、大変危険です。十分にご注意ください
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使用時の注意
- 赤ちゃんが初めて口にする食材はゆっくり慣らしていきましょう
- 原材料表示を見て初めての食材がありましたら、その商品の購入、使用の前に、まず、その食材のみを、通常与えている大きさ、固さ、味付けなど赤ちゃんにあった調理をして食べさせてみて様子を見ましょう。
- ゆっくり慣らすために1日分で小さじ1杯で様子を見ると良いでしょう。
- 初めての食材は1日1種類にすることで、その食材への赤ちゃんの慣れやアレルギー反応の有無が確認できます。3~4日間ほど続けて異常がなければ、次の新しい食材を1種類ずつ同じように期間をかけて加えていくようにするとさまざまな食材に慣れるようになります。
- また、味や舌ざわり、固さなどは赤ちゃんが受け入れやすいように、これまでと極端に変わらないよう緩やかに変化していくことが大切です。
- バランスのとれた食事を心がけましょう
- ベビーフードだけでは1食分としての栄養素などのバランスをとるのは難しいです。メニュー名や原材料を確認し、穀類を主としたベビーフードを使用する場合には、野菜やタンパク質の入ったおかずや果物を添えるなどの工夫をして、バランスのとれた食事を心がけましょう。
- 目安は柔軟に、赤ちゃんの個性を尊重してあげましょう
- 1回の食事での食べる量については、赤ちゃんによって個性がさまざまであり、体の大きい子、小さい子、よく食べる子、食の細い子などいろいろな赤ちゃんがいますし、その時の体調や気分によっても異なります。赤ちゃんの個性を尊重し、「離乳食の進め方の目安」は柔軟にとらえましょう。
- やけどに注意しましょう
- お湯で溶いたり、電子レンジなどで加熱したものについては温度を確認してから赤ちゃんに与えてください。
- 赤ちゃんにあげるときは
- 大人が使ったスプーンや箸で、赤ちゃんに食べさせないようにしましょう。
- ベビーフードのおいしさを逃さないためにも、開封後なるべく早く食べましょう。
- できるだけ1回で食べきるようにしましょう。
- 量が多いなど取り分ける場合は、開封後、あらかじめ食べる分を別の容器に取り分けましょう。
- 保存する場合は、別の容器や保存用密封袋などに移し替えて、冷蔵庫(10℃以下)に入れ翌日中に使いましょう。赤ちゃんの食べ残しは保存しないでください。
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喉づまり対策
- こんなときは食べさせないようにしましょう
- 赤ちゃんが横になっているときやおんぶしているとき。
- 赤ちゃんが激しく泣いているとき。
- 食べさせるときにしていただきたいこと
- 一度にたくさんあげず、少量ずつ赤ちゃんの様子を見ながらあげてください。
- 赤ちゃんが十分になめ溶かしたり、かみくだいたりして、上手に飲み込み終わるまで、必ず見守ってあげてください。
- 口いっぱいに詰め込まないように量を調節してあげてください。
- 食べているときや、食べ終わった後は湯ざましや麦茶などをあげてください。
- おやつを食べ慣れない頃は、湯ざましに浸すなど、水分を含ませてからあげてください。