厚生労働省が発行している「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改訂版)によると、以下のように書かれています。
離乳とは、母乳または育児用ミルクなどの乳汁栄養から幼児食に移行する過程をいいます。
この間に乳児の摂食機能は、乳汁を吸うことから、食物を噛みつぶして飲み込むことへと発達し、摂取する食品は量や種類が多くなり、献立や調理の形態も変化していきます。また、摂食行動は次第に自立へと向かっていきます。
下記の量は、あくまでも目安であり、子どもの食欲や成長・発達の状況に応じて、食事の量を調整します。
食べ方の 目安 |
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1回あたりの目安量 | 1 | 穀類 | |
2 | 野菜・ 果物 |
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3 | 魚 | ||
または 肉 |
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または 豆腐 |
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または 卵 |
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または 乳製品 |
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離乳の開始 離乳の完了 | |||
離乳初期 |
離乳中期 |
離乳後期 |
離乳完了期 |
・子どもの様子をみながら、1日1回1さじずつ始める。 ・母乳や育児用ミルクは飲みたいだけ与える。 |
・1日2回食で、食事のリズムをつけていく。 ・いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やして行く。 |
・食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく。 ・共食を通じて食の楽しい体験を積み重ねる。 |
・1日3回の食事のリズムを大切に、生活リズムを整える。 ・手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やす。 |
つぶしがゆから始める。 すりつぶした野菜なども試してみる。 慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚・卵黄等を試してみる。 |
全がゆ |
全がゆ90 |
軟飯90 |
20~30g |
30~40g |
40~50g |
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10~15g |
15g |
15~20g |
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10~15g |
15g |
15~20g |
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30~40g |
45g |
50~55g |
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卵黄1 |
全卵1/2個 |
全卵1/2 |
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50~70g |
80g |
100g |